2018年09月05日

ジブリ大博覧会(3/5)

映画のプロデューサーというのは、映画によって、あるいは人によってやることが違うらしい。
今回は、ものの姫のプロデューサーの仕事をお話しします。

鈴木プロデューサーの仕事は、製作、宣伝、配給、興業。
監督と企画書を書く、スタッフィングをする、スケジュール管理をするといった、
映画製作に関わる仕事。
キャッチコピーの提案、予告編、テレビスポットなどの映像製作(宣伝)、
配給会社の決定、映画館で上映スクリーンをどれだけ獲得できるかという仕事もやります。

企画書
もののけ姫の企画書を見ました。さすがにプロの書く企画書はひと味違います。
まずは、だれが主役なのか。
時代背景は?
何を目的とするのか?
ラストのシーンでのセリフがどうなるのか
  サン:アシタカは好きだけど、人間を許すことは出来ない。
  これに対するアシタカのセリフ案は、最終案とは違っていました。
このあたりの練り直しとか、苦労のあとがよくわかります。

進捗状況の交換
企画が監督の目にかなって、それから仕事がはじまるんですが、
一応会社なので、部下の進捗状況の管理に関する、部下と上司のやりとりも公開されていました。
夢を売っている会社も、厳しいね。

今回実感したのは、もののけ姫を完成させるために、いろんな苦労や努力をしているんだな、ということでした。
もののけ姫の時代背景を考えるにしても、主役は武士や領主ではなく、脇の脇だというこの視点がオリジナル。
疑問はあります。資料をあたったり作画のための想像力を培ったり、サンの衣装とか室町時代の村民たちの衣装とか、どうやってわかったんだろう?

サンの苛烈な性格のおかげで、ともすれば説教くさくなりがちなテーマが立派な娯楽作品になってます。
戦いを通してわかることって、あるのかもね。

posted by 岡野なおみ at 07:52| Comment(0) | 日記

2018年09月04日

ジブリ大博覧会(2/5)

 平成30年8月21日(火)見に行ったジブリ展の話です。
 昨日までは、魔女の宅急便とおもひでぽろぽろ、紅の豚を紹介しました。
 この大博覧会では、パネル展示や絵コンテが中心になっており、そのそばに鈴木プロデューサーや宮崎駿などのメモが公開されています。
 今回ご紹介しますのは、平成狸合戦ぽんぽこ、もののけ姫、そして宮崎駿の私物が置かれた部屋の再現展示の話です。

 平成狸合戦ぽんぽこ
 キャッチコピーですが、たぬきだって、たぬきなりにがんばってるんだよォというのが、最初の案だったようです。
 たぬきなりに、は、もたつくので削除されたらしい。
 わたしの個人的な意見ですが、この映画は説教くさくて好みではありません。
 たぬきがユーモラスなところはよかったけどさ。
 最後までほのぼのやってほしかった。
 そういう理由で、ラストのシーンは忘れました(こら)

 もののけ姫
 キャッチコピーは、「生きろ。」主人公のサンの下絵スケッチいろいろありました。
 時期は室町時代から中世に向けての物語。
 サンはかっこいいね。

 宮崎駿の私物展示
 その次のスペースは、正面は本棚で、そのすぐ前にPCが置かれた机がありました。
 漫画の絵をPCで書くのか。話には聞いてたけど、どうやって絵を描くんでしょうね。
 絵が描けるってうらやましい……。
 机の上には、スタンドライトやトトロの資料、サイコロの入った透明なキャンディの瓶、なぜか墨液も置かれています。
 本棚のとなりはタイプライターみたいなのがありました。
 本棚には、ファイルがいろいろならんでいます。
 ゲド戦記、風景画、キャラクター完成見本、借りぐらしのアリエッティ、
 もののけ姫などと書かれたバインダーがずらり。
 その隣でもののけ姫の名シーンを集大成したものが、モニターに映し出されています。
もののけ姫にリキが入っています。
 中国地方が舞台だから、かも。

posted by 岡野なおみ at 06:00| Comment(0) | 日記

2018年09月03日

ジブリ大博覧会(1/5)

2018/08/21、ジブリ展、見に行きました。日記は5回シリーズです。
片道1時間、乗り換えの電車が来なかったので、八丁堀から白島方面へ歩いて20分。
暑かったけど、なかなか楽しかったです。
中四国では初の大博覧会だそうで、中国新聞が後援会の一翼をになってます。
なので、ちゅーぴーカードが使えます。
ちゅーぴーカードは、中国新聞の購読者だけが、数々の割引を使えるというカードです。
新聞取ってないけど、持ってます! (いいのか!)
広島県民限定のサイト、『日刊わしら』 で、8月31日まで #わしらのジブリ愛 というお題で
ジブリへの愛を広島弁で語ったら 抽選で 入場ペア券をもらえるイベントを行ってました。
一度行けば充分ですよ。

ともあれ、会場の県立美術館内に入ります。
3階の展示場に入ったとたん、高畑さんと宮崎駿さんのスナップ写真がいっぱい!
それを満喫した後は、バーで接客しているトトロとパネルがお出迎え。
映画がヒットするには、「タイトル・ビジュアル・キャッチコピー」 が必須だそうです。
キャッチコピーを作る際、糸井重里を採用した鈴木プロデューサー。
『となりのトトロ』 のキャッチコピーの変遷が、このパネルに記されています。
「そのヘンな生き物は、まだここに生きているのです」
それ以前のコピーは、「そのヘンな生き物は、もう生きていないのです。たぶん。」
で、結局採用されたのは、「忘れものを、届けに来ました」
ひとつの作品をつくるまでに、練りまくるのが映画なんだと感じいりました。
映画はただ作ればいいってもんじゃない。格調と品格が必要、とのこと。
たしかに宮崎駿の作品には、暴力的なシーンがあっても、どこか品がありますね。

魔女の宅急便
右手の方へ進んでいくと、魔女宅のロゴが展示されていました。
いろんなロゴが案として提出されています。
まじめなゴシック体ではなく、少々ナナメのイタリアン文字タイプが採用されました。
そしてコピーも、「落ち込んだりもしたけれど
私、元気です。」
というところを、「私は、元気です。」のほうがいいんじゃないか、
という打ち合わせのメモも公開されていました。
鈴木プロデューサーと糸井重里の、熱血バトルがリアルに展開されています。
もちろん、魔女宅のポスターも展開されていました。

おもひでぽろぽろ
キャッチコピーは、「私はワタシと旅に出た。」(ポスターも同時公開)
旅に出たら、どうなったんだろうという興味をそそられるコピーのはず、というメモ。
観客の注意を引くために、自分の出来ることを精一杯やってる。
でも、当たらなかったけど(汗)

紅の豚(ポスターも同時公開)
カッコいいとは、こういうことさ。
糸井重里さんのいうには、カッコいいとはどういうものか、というイメージを、紅の豚をプリズムにして、
おおぜいの人に見せたい、というコンセプト。
糸井さんのこのコピーに、宮崎駿も鈴木プロデューサーもしびれてしまった模様です。
たしかに、一度聞いたら忘れられないインパクトのあるコピーです。

ひとがいっぱいいたので、メモをとるのがたいへんでした。
字がめちゃになって、なにを書いたのか忘れちゃったよ(笑)
明日は、ぽんぽこ の話と もののけ姫 の話、そして宮崎駿の本棚の話をします。

posted by 岡野なおみ at 08:22| Comment(0) | 日記